『魔女の弟子』
第三次魔法少女大戦
フランスにて
「おーほっほっほっほ」
「いくらお猿さんや、魔道具を振り回しているお猿さんから進化したての新入りではこのわたくしに傷一つ付けられませんわよ」
ふざけるな。なんなんだあの強さ。こっちが魔法を撃っても奴の髪の毛に当たった瞬間何事もなかったみたいになっちまう。
かといってバスティーユ牢獄で手に入れた小銃で撃ってみてもあの目の光ってる気持ちの悪いクジラに受け止められちまう。
くそっ私の魔法『火獄(インフェルノ)』を撃つための魔力も底が付きそうだ
「あら、もう打ち止めかしら。なら、次はわたくしから攻撃させて頂きますわ」
「『ランタンよ。炎の光よ。彼の者にマッチが見せるような幻を見せよ』」
あいつの持ってるランタンが怪しげに光ると、あいつが分身し始めやがった!
これがあいつの魔法か?
「ふふっ。残念。これは炎の光を触媒とした幻覚魔術。まぁ。この声も聞こえていないのでしょうが。滑稽です事。」
「チェックメイト。ですわ」
あれ?核が壊れ、なんで?これは...銛?だって奴はこんなに距離があ...るの....に
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「ふぅ。これでまた一人脱落ですわ!滑稽ですわね!」
まぁ。きっとこの戦いに参加している時点できっと師匠は私のことを天国で破門にしているとは思いますが...
けれどすみません師匠。私はきっと地獄に落ちるべき魂でしょうけど、もう一度天国にいるあなたに会いたいから。会ってあなたと話したいから。私は止まりませんわ。
私の魔女としての名ヴァイスハイトに誓って。